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浄水フィルターは結局、どれが最強?避けた方が良いフィルターはあるのか

編集者

当サイトは、「最初は簡潔に〜徐々に詳しく」と言った流れで記事を構成していますので手早く知りたい方は冒頭だけでも大体わかります。

水道水を使ったウォーターサーバーが増えています。各社、浄水フィルターがバラバラで公開されている情報やフィルターの性能も違います。

「〇〇で定められた対象物質を除去!」

まるで定型文の様に大抵の公式サイトには自慢気に書かれています。

「除去」って書いてあるけど100%完全に取り除いているのかな?そんなペットボトルサイズの小さなフィルターで?

結論だけ先に申し上げますと、ウォーターサーバーでは不純物を完全に除去する事はできません。現時点で最強なのがROフィルターで一部のイオンを除く99.9%の不純物を取り除く性能です。しかし、ROと名乗れる基準が70%以上の阻止率と低い事。そもそも、この基準自体が曖昧なので難しいところ。

RO以外のフィルターは各社バラツキがあります。普通に考えると数や大きさが増えるほど中身の濾材も増えますので濾過能力は向上します。

水道水から100%完全に不純物を取り除くのは不可能?

一切の不純物が含まれていない水、プラントレベルの工場で純水を原料に作る超純水と呼ばれる水が現在では1番クリーンなお水です。

その超純水ですら、極僅かですが不純物が含まれているとの事です。

つまり何が言いたいか…大規模な工場や複数の高性能装置で濾過しても尚、不純物は含まれています。

純水の作成工程は複数の濾過方法を組み合わせて作成していますので、単一のフィルターでは除去率は低下します。

コレばっかりは逆浸透膜が1番濾過できるとかではなく、濾過方法にも向き不向きがあり最適な順番と濾過方法の組み合わせが濾過率に影響します。

//詳細なフィルター能力は別ページにて

つまり、複数のフィルターを使った方がより不純物を取り除く事ができると言うことです。

濾過流量に注意

濾過能力の目安として「どれくらいの水を流して、濾過できた水がこれくらいでできなかった水はこれくらい。計算すると除去率が80%超えていれば家庭用浄水器等の表示をしてもいいですよ」

消費者庁の除去対象物質

浄水器や浄水機能がある装置に表示の義務が法律に定められています。これは表示の義務となっており必ずしも全ての項目を上回る必要はなく、単にフィルターに使われている素材や濾過能力、交換期間などを明確に表示しましょうと言う意味である。

水道水の時点で記載されている物質は塩素以外ほとんど存在せず、含まれていない可能性もある。さらに、対象となる浄水器は「残留塩素を除去できる機能を有する物に限る」と定義されている。

塩素以外の項目はあまり重要視されていないと感じる。

何が言いたいかと言いますと、この「消費者庁の除去対象物質」を使ってのアピールは全く無意味と言うこと。ウォーターサーバーの公式サイト等に「消費者庁の除去対象物質を除去できます!」記載されているとしても、残留塩素を8割くらい除去できますよ!と言う宣伝にしかならない。

なので、ウォーターサーバーの公式サイト等に「除去対象物質〜」と言う文言があったら鵜呑みにせず注意しましょう。

フィルターが多いウォーターサーバーが優れている?

現在の水道直結型ウォーターサーバーは各社展開していますが、3本のフィルターを搭載している機種がいくつかあります。4本搭載しているウォーターサーバーは今の所、無いと思われます。

3本のフィルターと言うことは3種類の濾過方法が組み合わせられているので当然ながら不純物を取り除く性能は高いと考えられます。1本のフィルターに様々な濾材を詰め込んでも同様の効果は出るでしょうが、フィルター間が長い独立した3本のフィルターが耐久性も性能も良いのは明白でしょう。

主力としては逆浸透膜(RO)フィルター、イオン交換樹脂、それからROに満たない除去率70%以下のフィルター(ナノフィルター)。

それから塩素を取り除く活性炭、大きなゴミを取り除くメンブレンフィルターなどの濾過方法を合わせて使います。

前処理に活性炭を置き、中間に逆浸透膜、最終処理にイオン交換樹脂を使うのが性能的にも耐久性的にもベストな組み合わせではないでしょうか?

結論として、浄水型ウォーターサーバーに装着できるフィルターは大きく数が多いほど浄水能力や耐久性が優れておりカートリッジ式であればメンテナンス性も高いと言えます。

後悔がない浄水型ウォーターサーバーを契約する上で避けた方が良いフィルター

最も優れているフィルターが分かったと思いますが、料金が安いからと言って低スペックなフィルターとは限りません。

逆も然り、高額な料金なのにハイスペックなフィルターが搭載されているとも言えないからこそ、契約前にある程度の知識は持っていた方が後悔する可能性が下がります。

避けた方が良いフィルター

  • 単一のフィルター
  • カートリッジ式ではない
  • 活性炭をアピールしてくる
  • サイズが小さいフィルター

上記の項目に当てはまる浄水型ウォーターサーバーは後悔するかもしれません。

●単一のフィルター

フィルターの数が多ければ多いほど濾過能力が高いのは明白です。仮に、単一のフィルターに様々な濾材を詰め込んだとしても少量づつになってしまいすぐに交換する必要があったり、少量なので濾過能力が低いフィルターになってしまうので避けた方が良いでしょう。

●カートリッジ式ではない

非カートリッジ式のフィルターは、完全に密閉されておらず濾過できずに流れてしまう可能性もあります。さらにカートリッジ式ではないので複数の濾材を組み合わせて使う事が難しいので単一フィルターと同じデメリットもあるので辞めたほうが良いと考えられます。

●活性炭をアピールしてくる

浄水能力の紹介ページなどに活性炭を全面に押し出してアピールしてくるウォーターサーバーは、逆に考えると活性炭しかアピールポイントがない浄水フィルターです。

確かに活性炭は水道水を濾過する上で必要で主に塩素などの成分に対して強い効果を発揮しますが、それだけです。

逆浸透膜やイオン交換樹脂の前処理として使うのに優れていますが、活性炭のみでは濾過能力は微妙です。

●サイズが小さいフィルター

大は小を兼ねると言うように大きいは正義です。小さなフィルターでは内蔵できる濾材に限界があり、大きいフィルターに比べて濾過能力や耐久性などが劣ります。

その為、メンテナンス回数が増えるのはずですが…大型フィルターと同じくらいの交換周期を設定されているウォーターサーバーや下の方に小さく「1日辺り◯L使用」などと記載してある場合は、要注意。1日あたりの使用量を少なく見積もっている場合があります。

唯一、メリットを挙げるとしたらコンパクトなので小さめな浄水型ウォーターサーバーに搭載できると言った事くらいでしょう。

  • この記事を書いた人

kaz

愛用機種「ハミングウォーターの給水型」水入れるの面倒です。 人によってライフスタイルが違う為、1番都合が良い飲料水を見つけて欲しい! そんな気持ちからこのサイトを立ち上げました。 このサイトを作る過程で他のウォーターサーバーに乗り換えようか検討中。

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