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シリカ(ケイ素)とは ― シリカ水の効果と安全性の見かた

シリカは二酸化ケイ素(SiO₂)を指し、ケイ素はその構成元素です。両者は同じ意味ではないため、含有量を比べるときは何として表示された値かも確認します。岩石や砂の主成分で自然界に広く存在し、地下水にも溶け込んでいます。「シリカ水」は、このシリカを比較的多く含むミネラルウォーターとして売られているものです。

「シリカ水の効果」の見かた

シリカ水の広告では、肌・髪・骨・関節への良い影響や「デトックス」「抗酸化」といった表現が使われることがあります。ただし、EFSAの2011年の評価では、審査したケイ素と肌・髪・爪などに関する健康表示について、因果関係は確認されませんでした。これは評価対象の主張についての結論で、特定の市販水の効果を保証する情報ではありません。

当サイトでは、シリカ水の健康効果を断定しません。「効くらしい」を前提に高いミネラルウォーターを選ぶ必要はない、という立場です。飲んでみて味が好みなら、嗜好品として選ぶのは自由です。

発がん性の話は「粉じんの吸入」

「シリカには発がん性がある」と目にすることがありますが、米国国立がん研究所の説明で扱われているのは、結晶質シリカの粉じんを吸い込む曝露(採石、鋳物、研磨などの現場)についての話です。じん肺や肺がんのリスクが問題になるのはこの経路で、飲み水として口から摂ることとは分けて考える必要があります。両者を混同した記述が広告や記事に見られるので注意してください。

石綿(アスベスト)とも別の物質です。

摂りすぎのリスク

水に含まれる成分の説明を、そのまま濃縮サプリメントの安全性へ当てはめることはできません。製品の形、量、使い方が違うためです。含有量を増やすほどよいという前提で、水やサプリの量を増やさないでください。

安全性を確認するときは、対象が飲料なのか粉じんなのか、どのような条件で調べた情報かを区別します。

成分量と健康効果は別の情報

ボトルの「シリカ○mg/L」は含有量の表示です。その数字だけでは、どんな人に、どのくらい飲めば、どんな変化があるかは分かりません。商品の成分分析と、健康効果を調べた研究を混同しないようにします。

広告の根拠を読むときのチェック

見るところ確認したい内容
対象人を対象としたものか
使用したもの販売される飲料と同じか
比較比べる相手や条件があるか
結果感想なのか、何を測った値なのか
費用普段の水との差額を続けられるか

「専門家が紹介」「利用者が実感」といった言葉だけで、自分にも同じ効果があるとは判断できません。根拠が確認できない部分は、分からないまま区別しておきます。

味で選ぶなら少量から

味が好きで選ぶ場合は、定期購入の前に少量で試し、1L単価と解約条件を確認しましょう。治療や栄養管理の代わりに水を使ったり、飲む量を極端に増やしたりしないでください。飲み物の量に指示がある場合は、担当の医療者へ確認します。

まとめ

参考・出典