飲み水の選び方 ― まず「水道水でよくない?」から考える
このサイトは「どのウォーターサーバーがおすすめか」を最初に置きません。 順番として先に片づけたいのは、そもそも水道水じゃダメなのか? という話です。
結論を先に
- 水道水がそのまま飲める地域に住んでいるなら、多くの人はそれで十分です。追加コストゼロで水分が手に入るのは、実はかなり強い。
- 「味・ニオイが気になる」「お湯や冷水がすぐ欲しい」「ボトルの買い置きや水汲みが面倒」——こういう具体的な不満があって初めて、次の選択肢を検討する価値が出ます。
- 不満の中身によって、正解は変わります。味なら浄水器、手軽さならペットボトル、手間削減と即お湯ならウォーターサーバー、飲み物のバリエーションならお茶パック。
順番は「水道水 → 不満を言語化 → その不満に効く手段だけ足す」。これだけです。
5つの選択肢
| 選択肢 | 月のコスト目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 水道水 | ほぼ0円 | 地域の水道水が問題なく飲める。こだわりが薄い |
| お茶パック | 数百円〜1,000円 | 「水」より「飲み物」が欲しい。麦茶を常備したい |
| ペットボトル | 2,000〜4,000円 | とにかく手軽さ優先。備蓄も兼ねたい |
| 浄水器 | 500〜2,000円 | 水道水の塩素臭・カルキ味だけ消したい |
| ウォーターサーバー | 3,000〜5,000円 | 即お湯・冷水、補充の手間削減にお金を払える |
具体的な中身は各ページで:
迷ったら かんたん診断 で当たりを付けてください。
「水道水は不味い」はどこまで本当か
子どものころ、学校の水道でガブガブ飲んで平気だった人は多いはずです。 水道水が劣化したというより、大人になる過程で天然水・浄水・炭酸水といろいろ飲み、 舌が比較するようになった、という面が大きい。
気になるのは主に残留塩素(カルキ臭)と、古い建物での給水管・受水槽由来の味です。 塩素は消毒のために必要で入れているものなので、なくすことはできません。 ただ、汲み置きして数時間おく、煮沸する、冷やす、浄水ポットを通すだけでかなり和らぎます。
日本の水道水は水道法に基づく水質基準(51項目)をクリアして供給されています。 「安全かどうか」で言えば、蛇口から出る水は安全側です。 一方で「塩素を一生とり続けたくない」という価値観は否定しません。そこは好みの問題として、浄水器や他の選択肢に進めばいい。
注意:飲んではいけない「水道」もある
一般家庭の蛇口から出るのは飲用の上水道なので問題ありません。 ただし、井戸水や、工場・農地に引かれた工業用水・農業用水は水質基準の対象外です。 古い井戸を使っている家、事業所の一部の蛇口などでは念のため確認を。 自宅の水道が心配な場合は、水道水の安全性 で受水槽・鉛管のチェック方法をまとめています。
赤ちゃんがいる場合
乳児のミルクは、どの選択肢を選んでも「一度沸かして冷ます(湯冷まし)」が基本です。 水道水でも、適切に煮沸すれば調乳に使えます。ミネラルの多い硬水や一部の天然水は避ける、 という別の注意点があります。詳しくは 赤ちゃんの水 にまとめました。
このサイトの立場
運営者自身は水道直結型のウォーターサーバーを使っていますが、 それは「お湯と冷水が蛇口から出るのがラクだから」であって、 水道水が飲めないからではありません。 ウォーターサーバーの機種レビューは全機種ぶんそろえていますが、 それは「調べに来た人が比較できるように」であって、全員に勧めるものではない、という前提でやっています。
5つの選択肢
くわしく見る
- 水道水を飲む ― 一番安くて、多くの人には十分な選択肢
- お茶パックで『常備の飲み物』を回す
- ペットボトルで買う ― 手軽さは最強、コストとゴミは要覚悟
- 浄水器を付ける ― 水道水の『味だけ』を低コストで直す
- ウォーターサーバーは必要か ― 買うのは水じゃなく『手間の削減』