MIZULAB / 赤ちゃんの水

湯冷ましの作り方と保存|ミルクに足す水、そのまま飲む水

ふた付きのガラス容器と飲用の水

湯冷ましは、一度沸かした水を冷ましたものです。「白湯」とほぼ同じ意味で使われることもありますが、赤ちゃんの水の話では、何に使うかを先に分けると迷いにくくなります。

粉ミルクを最初に溶かす水、溶かしたあとの仕上げに足す水、離乳期にそのまま飲ませる水。この3つは同じ温度でよいわけではありません。

使い道によって変わる温度

使う場面考え方
粉ミルクを溶かす冷めた湯冷ましだけで作らず、70℃以上のお湯を使う
溶かしたミルクの仕上げ湯冷ましを使える製品か、表示を確認する
離乳期にそのまま飲む熱さが残っていないことを確認する

「赤ちゃんには湯冷まし」と覚えるだけでは、粉を溶かす段階まで冷たい水を使ってしまうことがあります。調乳用のお湯と、冷却・飲用のための水を区別して用意しましょう。

作るときは、水と容器を新しく清潔に

飲用できる水道水を清潔なやかんやケトルに入れて沸かします。使う容器は、耐熱性とお手入れ方法を確認してください。熱湯に対応していないペットボトルに移すのは避けます。

大田区の案内では、沸騰後に弱火で5分加熱する方法がカルキ臭を取る手順として紹介されています。これは粉ミルクを溶かすときの70℃以上という条件とは別です。当サイトでは、すべての家庭に「必ず10〜15分煮沸」とは案内していません。

冷ます場所まで決めておきます

冷ますときは、赤ちゃんや上の子の手が届かない、安定した場所を選びます。急ぐ場合は容器ごと外側から冷やし、中に冷却水が入らないようにしてください。長く置きっぱなしにせず、使うタイミングに合わせて準備する方が管理しやすくなります。

抱っこをしながら熱い容器を移したり、床に置いて冷ましたりすると、こぼれたときに危険です。作業をする人と赤ちゃんを見る人を分けられるなら、短い時間だけでも交代すると進めやすくなります。

保存は「何時間なら必ず安全」と考えない

沸かした水も、容器や手から再び汚れることがあります。大田区も湯冷ましは早めに使い切るよう案内しています。冷蔵庫に入れれば無条件で24時間使える、とは言い切れません。

必要量をその都度用意することを基本にし、保存が必要な場合は清潔なふた付き容器を使います。作った時刻が分からないもの、常温で長く放置したもの、口をつけた残りは、調乳用に戻さないでください。継ぎ足しをやめ、容器を洗って新しく作る運用にすると混同を減らせます。

ミルクに足すなら製品の説明どおりに

明治のキューブの作り方では、熱いお湯で溶かしたあと、お湯または湯冷ましで完成量に合わせる手順が示されています。ほかの製品でも同じ割合でよいとは限りません。

できあがり量は、粉を含めたミルク全体の量です。「お湯80mLに水40mL」と先に固定すると、濃さの取り違えにつながります。表示に従って目盛りを合わせ、仕上がった温度を確かめましょう。

お風呂上がりに必ず飲ませる必要は?

離乳前の普段の水分補給は、基本的に母乳や育児用ミルクから取れます。湯冷ましを作ることを毎日の追加ノルマにしなくて大丈夫です。いつから、どんな場面で飲ませるかは水を飲み始める時期で整理しています。

RO水や純水を使う場合の利点と温度の注意点は、赤ちゃんとRO水・純水へ。水の種類を変えても、粉ミルクを最初に溶かす70℃以上という条件は別に守ります。

参考・出典