白湯(さゆ)と湯冷ましの違い ― サーバーのお湯でもいい?

白湯(さゆ)と湯冷ましは似た言葉ですが、指すものが少し違います。

定義の違い

どちらも「一度沸かす」点は同じで、温度で呼び分けているだけです。

なぜ沸かすのか

水道水を沸かす主な目的は、残留塩素(カルキ臭)を抜くことです。沸騰後5分ほど続けると、トリハロメタンなどの消毒副生成物も減らせます(沸かし始めの数分は一時的に増えるため、短時間で止めないほうがよいとされます)。

ただし、沸騰させてもすべての不純物が消えるわけではありません。ミネラル分や、水源由来の一部の物質は残ります。「煮沸すれば完全に純粋な水になる」わけではない、という点は押さえておいてください。

なお、ミネラルウォーターや浄水器を通した水は、もともと塩素が入っていない(または除かれている)ので、飲用目的で煮沸する必要はありません。

サーバーのお湯で代用できるか

ウォーターサーバーのお湯は80〜90℃程度なので、そのままだと白湯には熱すぎます。冷水を少し足すか、しばらく置いて50〜60℃にすれば白湯として飲めます。

サーバーの水が天然水やRO水、浄水フィルターを通した水であれば、塩素対策としての煮沸は不要です。「温かい水を手軽に飲みたい」という目的なら、サーバーのお湯は白湯の代わりになります。

硬度の話

硬水・軟水は、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量で決まります(水道水の位置づけ)。日本の水道水の大半は軟水で、そのまま白湯にして問題ありません。赤ちゃんに飲ませる場合は軟水、または煮沸・湯冷ましした水を使い、輸入の硬水は避けます(赤ちゃんと水)。

健康効果について

白湯を飲むと体が温まり、人によっては胃腸が動きやすくなると感じることがあります。ただしこれは主に「温かい水分を摂ったこと」による効果で、白湯である必然性はありません。温かいお茶(ノンカフェインのもの)でも同じような温まり方はします。当サイトでは、白湯そのものに特別な健康効果があるとは断定しません。

作り置きはしない

沸かした水は塩素が抜けているぶん、雑菌が繁殖しやすくなります。白湯・湯冷ましは飲むぶんだけ作り、余った場合も冷蔵で1〜2日以内に使い切ってください。常温での作り置きは避けます。

まとめ

参考・出典