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作ったミルクはいつまで?|2時間・飲み残し・冷蔵保存の違い

哺乳びんとケトルを置いた明るいキッチン
暮らしのイメージ/画像生成。手順や食事量の見本ではありません。

作った直後に眠ってしまった、少し飲んでやめてしまった。そんなときは、同じ「残ったミルク」でも扱いが違います。まず、まだ口をつけていないのか、すでに飲み始めたのかを分けて考えましょう。

この記事は粉から調製した育児用ミルクの一般的な取扱いです。搾乳した母乳、乳児用液体ミルク、治療用の製品には、それぞれ別の保存条件があります。

「調乳後2時間以内」は、放置してよい時間ではありません

厚生労働省は、調乳後2時間以内に使わなかったミルクを廃棄するよう案内しています。これは、どんな室温でも2時間まで置いてよい、という保証ではありません。必要なときに1回分ずつ作り、適温に冷ましたら飲ませることを基本にします。

「作った時刻が分からないけれど、においは普通」は判断材料として十分ではありません。作成時刻が分かるようにして、迷うほど置いたものを次の授乳に回さない運用にしておくと、家族間でも判断をそろえられます。

飲み始めてからの時間も別に数えます

CDCは、調乳から2時間以内に加え、飲み始めてから1時間以内という目安を示しています。飲み残しは保存せず廃棄します。日本の製品表示により厳しい指示がある場合は、そちらに従ってください。

たとえば、調乳から時間がたって飲み始めた場合に、「ここから新しく2時間」と数え直すことはできません。作った時間と飲み始めた時間の両方を記録すると取り違えを防げます。

状況ごとに整理すると

左右にスクロールして比較できます →

ミルクの状態基本の対応避けたいこと
作ったばかり・未使用適温に冷まし、速やかに飲ませる温かいまま長く待機させる
飲み終えた残り残りは廃棄する次のミルクへ継ぎ足す
作成時刻が不明飲ませず、新しく作るにおいや味だけで判断する
冷蔵保存を考えている製品表示と保存条件を確認する室温で放置後に冷蔵して延長する

冷蔵すれば24時間使えるの?

WHOやCDCの案内には、適切な条件で冷却・冷蔵した未使用のミルクを保存する方法もあります。ただし、室温で長く置いたものや飲み残しを冷蔵庫へ入れてよい、という意味ではありません。

CDCはすぐに使わない場合の速やかな冷蔵と24時間以内の使用を示しています。家庭の冷蔵庫の状態、冷却手順、使っている製品の指示まで含めて条件を確認する必要があります。当サイトでは日常の基本をその都度の調乳とし、冷蔵保存が必要な事情がある場合は、メーカーや医療者に方法を確認することを勧めます。

温め直せば時間をリセットできる?

できません。再加熱したから新しく作った状態に戻る、と考えないでください。作成時刻・飲み始めの時刻・保存状態を引き継いで判断します。温かい状態を長く保つ運用も避けます。

夜間の負担を減らすなら、完成したミルクの保温より、清潔な器具やお湯の準備を先にしておく方法があります。夜間の調乳の準備も参考にしてください。

粉の缶を開けたあとは、別のルールです

粉の状態のミルクと、調乳後のミルクでは保存方法が違います。粉は製品表示に従い、ふたをしっかり閉めて、湿気や高温を避けます。冷蔵庫へ入れればよいとは限りません。開封日を容器に書いておくと、期限を確認しやすくなります。

同じブランドでも缶・袋・個包装・キューブで開封後の目安が違うことがあります。買い替えたときには表示を読み直し、使い終わった容器に新しい粉を継ぎ足さないようにしましょう。

参考・出典