水道直結型サーバーを使ってみて ― よかった点と、正直なデメリット

うちでは水道直結型のウォーターサーバーを使っています。これは「水道水が飲めないから」ではありません。うちの地域の水道水は問題なく飲めますし、コストだけを考えれば水道水をそのまま飲むのが一番安いのは分かっています。

それでも直結型を置いているのは、冷水と温水がレバーひとつですぐ出ること、そして水をどれだけ使っても料金が変わらないこと、この2点が生活に合っていたからです。同じ理由でサーバーが要らない人もたくさんいると思います。ここでは、実際に使って感じた利点と不便な点を正直に書きます。機種そのものを検討する前に、ウォーターサーバーで迷ったらも読んでみてください。

選んだ理由

使ってわかったデメリット

水温が安定しにくい

これは意外と知られていません。直結型は水道と常時つながっていて、水を出した瞬間に常温の原水がフィルターを通ってタンクに入ってきます。ボトル型や給水型は空気と入れ替わりで少しずつ補充されるので数秒の余裕がありますが、直結型は即座に常温の水が足されるぶん、連続して使うと冷水がぬるく、温水がややぬるく感じることがあります。タンク容量が大きめの機種を選ぶと軽減できます。

初期費用は必ずかかる

水道から分岐させる工事が必要なので、設置費(分岐水栓の取り付け)が必ず発生します。相場は1万円前後。「初期費用無料」をうたう機種は、そのぶん月額に含めているか、契約期間を長くして解約金を高くしていることが多いです(解約金の仕組み)。

賃貸だと原状回復が前提

賃貸でも設置はできますが、退去時に元に戻せる範囲にとどめる必要があります。シンク下の水栓に穴を開けるような工事はしないほうがいいです。引っ越しのときは、自分で取り外せるか、業者に相談することになります。

断水にはほぼ無力

災害で断水すると、使えるのはタンク内の水だけです。ここはボトル型に負けています。別にペットボトルを数本備蓄しておく必要があります。

水道工事のときは止水する

貯水タンクの清掃など、一時的に水道水の濁りが出る場面があります。RO膜の機種なら汚れは排水されますが、そうでないフィルターだと目詰まりの原因になります。工事の予告があったら分岐水栓を閉め、水質が落ち着いてから開けるのが安全です。

カートリッジ交換はある

水道水をろ過するので、カートリッジの定期交換は必要です。目安は6か月〜18か月間隔(ROは長め)。ひねって差し替えるだけのワンタッチ式が多く、手間はほとんど感じません。

給水型・ボトル型との比較

うちの体感を表にします。あくまで一例で、機種による差が大きいです。

項目水道直結型給水型ボトル交換型
月額定額(レンタル料のみ)定額(レンタル料のみ)飲んだ量ぶん
レンタル料かかるかかる無料の機種も多い
初期費用必ずかかる(工事)ほぼ無料ほぼ無料
水代水道代のみ水道代のみ必ずかかる
解約金期間内はかかる期間内はかかる機種による
水の中身フィルター次第フィルター次第天然水/RO水
給水・交換なし給水ありボトル交換あり
設置スペース本体のみ本体+給水ピッチャー本体+ボトル置き場
断水時タンク内のみ原水タンクぶんボトルぶん

こんな人には合うと思う

逆に、断水対策を重視する、初期費用や工事を避けたい、そもそも水道水で不満がない、という場合は無理に直結型にしなくていいです。まずは飲み水の選び方で、サーバー自体が必要かどうかから考えるのをおすすめします。