MIZULAB / 読み物
水道直結型サーバーを使ってみて ― よかった点と、正直なデメリット
読み物・体験談

うちでは水道直結型のウォーターサーバーを使っています。これは「水道水が飲めないから」ではありません。うちの地域の水道水は問題なく飲めますし、コストだけを考えれば水道水をそのまま飲むのが一番安いのは分かっています。
それでも直結型を置いているのは、冷水と温水がレバーひとつですぐ出ること、そして水をどれだけ使っても料金が変わらないこと、この2点が生活に合っていたからです。同じ理由でサーバーが要らない人もたくさんいると思います。ここでは、実際に使って感じた利点と不便な点を正直に書きます。機種そのものを検討する前に、ウォーターサーバーで迷ったらも読んでみてください。
選んだ理由
- 冷水・温水がすぐ出る:夏の冷たい水、お茶やカップ麺のお湯が、やかんを使わずすぐ用意できる。これが一番大きい。
- 水代がかからない:使うのは水道水なので、水代は水道料金だけ。料理や炊飯に遠慮なく使える。
- ボトルの交換も、タンクへの給水もない:以前給水型を検討したが、タンクに水を足す作業が続けられる自信がなかった。直結型は水道につながっているので補充がない。
- 月額が定額:飲んだ量で料金が動かない。ただし電気代・水道代は別にかかる。
使ってわかったデメリット
水温が安定しにくい
これは意外と知られていません。直結型は水道と常時つながっていて、水を出した瞬間に常温の原水がフィルターを通ってタンクに入ってきます。方式やタンクの構造による違いはありますが、連続して使うと冷水がぬるく、温水がややぬるく感じることがあります。タンク容量が大きめの機種を選ぶと軽減できます。
初期費用はプランを確認
水道から分岐させる工事が必要なので、設置費の有無や金額は機種・プランで異なります。初期費用だけでなく契約期間と終了時の費用も確認します(解約金の仕組み)。
賃貸だと原状回復が前提
賃貸で設置を検討する場合は管理者の承諾や工事条件を確認し、退去時に元に戻せる範囲にとどめる必要があります。シンク下の水栓に穴を開けるような工事はしないほうがいいです。引っ越しのときは、指定業者による撤去方法と費用を確認します。
断水にはほぼ無力
災害で断水すると、使えるのはタンク内の水だけです。ここはボトル型に負けています。別にペットボトルを数本備蓄しておく必要があります。
水道工事のときは止水する
貯水タンクの清掃など、一時的に水道水の濁りが出る場面があります。RO膜の機種も含め、原水の異常時はメーカーの指示に従う必要があります。工事の予告があったら分岐水栓を閉め、水質が落ち着いてから開けるのが安全です。
カートリッジ交換はある
水道水をろ過するので、カートリッジの定期交換は必要です。交換間隔は機種と部品、使用量によって異なります。ひねって差し替えるだけのワンタッチ式が多く、手間はほとんど感じません。
給水型・ボトル型との比較
うちの体感を表にします。あくまで一例で、機種による差が大きいです。
左右にスクロールして比較できます →
| 項目 | 水道直結型 | 給水型 | ボトル交換型 |
|---|---|---|---|
| 月額 | 基本料+水道・電気代 | 基本料+水道・電気代 | 飲んだ量ぶん |
| レンタル料 | かかる | かかる | 無料の機種も多い |
| 初期費用 | プラン・工事内容による | プランによる | プランによる |
| 水代 | 水道代のみ | 水道代のみ | 必ずかかる |
| 解約金 | 期間内はかかる | 期間内はかかる | 機種による |
| 水の中身 | フィルター次第 | フィルター次第 | 天然水/RO水 |
| 給水・交換 | なし | 給水あり | ボトル交換あり |
| 設置スペース | 本体のみ | 本体+給水ピッチャー | 本体+ボトル置き場 |
| 断水時 | タンク内のみ | 原水タンクぶん | ボトルぶん |
こんな人には合うと思う
- 冷水・温水をすぐ使いたい生活動線がある
- 料理や炊飯にも遠慮なく使いたい
- ボトル交換も給水作業もしたくない
- 定額で料金が読めるほうが安心
- 工事ができる住まいで、当面引っ越す予定がない
逆に、断水対策を重視する、初期費用や工事を避けたい、そもそも水道水で不満がない、という場合は無理に直結型にしなくていいです。まずは飲み水の選び方で、サーバー自体が必要かどうかから考えるのをおすすめします。
検討中の方へ:見学・設置前に確認すること
以下は、この体験談とは別に編集部が整理した確認事項です。体感は機種や設置環境によって変わるため、同じ方式なら同じ結果になるとは限りません。
| 確認すること | 自分の住まいで見ておくところ |
|---|---|
| 接続経路 | 水道から本体までの距離と通路 |
| 扉との干渉 | シンク下収納、引き出し、部屋の扉 |
| 給水・電源 | コンセントの位置と指定の接続方法 |
| 維持管理 | 交換品の配送、清掃、訪問点検の有無 |
| 引っ越し | 撤去・原状回復・再設置の手順と費用 |
月額と、使わなくなる日の費用を分ける
機器の基本料金が定額でも、水道代や電気代は別です。使う期間が決まっているなら、設置費と解約・撤去費を含めた総額で比較しましょう。キャンペーン条件は申込時期で変わるため、体験談中の金額ではなく最新の見積もりを確認してください。
複数の候補を比べるなら、同じ家族の使用量と設置条件で問い合わせると回答を並べやすくなります。方式の比較と解約時の費用も合わせて確認できます。
水道直結のRO機種を選ぶ
補充なしでRO水を使いたい場合は、水道直結型ROサーバーランキングでS3・ROスタンド・ROスタンドクールの料金と使い方を比較できます。温水の必要性、冷水容量、設置する給水・排水経路を合わせて確認しましょう。ROモデルだけのスペック比較では月額やタンク容量で並べ替えられます。


