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TDSメーターで何が分かる?ppmの意味と浄水器の測り方
水の表示と扱い方

TDSは水に溶けている成分の量を考える指標ですが、家庭用メーターの数字だけで「飲める・飲めない」は判定できません。 特に、イオンを残すタイプの浄水器では、使う前後の数字がほぼ同じでも、対象とする成分を除去している場合があります。
TDSとは何の略?
Total Dissolved Solidsの略で、日本語では全溶存固形物量などと呼ばれます。水に溶けた物質についての量であり、水の中の細菌数や特定の化学物質濃度の名前ではありません。
市販メーターには、電気の通りやすさである導電率を測り、係数を掛けてTDSへ換算する方式があります。HORIBAのU-50シリーズ説明書でも、導電率と換算係数によるTDS表示を説明しています。表示されるppmを、全成分を一つずつ直接分析した結果と考えないことが大切です。
同じ水でも計器の設定で値が変わる
例えば導電率200µS/cmに係数0.5を掛ける設定なら、TDS表示は100という計算になります。これは仕組みを示す計算例で、測定結果や安全の境界値ではありません。別の係数を使うメーターと、表示の数字だけを比べないでください。
| 記録する項目 | そろえる理由 |
|---|---|
| メーターの型番・換算係数 | 換算方式の差を区別する |
| 校正・電極の状態 | 汚れや校正ずれを避ける |
| 水温・温度補償設定 | 温度条件による差を区別する |
| 容器と採水時刻 | 洗剤残りや採水後の変化を減らす |
| 水の種類とろ過前後 | 別の水を混ぜて比較しない |
活性炭の浄水器で数字が下がらない理由
TDSで見ている指標と、浄水器が試験している遊離残留塩素・特定の有機物などの除去性能は同じではありません。カルシウムなどを残す設計では、大きな数値低下を前提にしないこと。購入したカートリッジの対象物質と総ろ過水量を浄水性能の読み方で確認します。
RO処理前後の数値の変化を観察する場合も、メーカーが指定した点検方法と交換基準を優先します。「0と表示されたから交換不要」「数値が残るから故障」と、計器の分解能を無視して判断しません。
TDSと硬度・pHは別の項目
硬度は主にカルシウムとマグネシウムに着目する指標、pHは酸性・アルカリ性の指標です。TDSの値をそのまま硬度へ置き換えることはできません。成分表示の読み方で単位ごとに比べられます。
購入を決める材料は試験結果と交換条件
メーターは同じ条件での変化を記録する補助として使い、浄水器選びでは対象物質・試験規格・カートリッジ代・交換頻度を確認します。においや変色が急に生じたときは、数値が低くても飲用を控えて水道事業者やメーカーに相談してください。電気伝導率の単位も併せて読むと、測定値を混同しにくくなります。
資料確認:2026年9月21日。


